神戸酒心館では、酒蔵からの文化発信の取組として、「酒蔵文化道場」セミナーをこれまで130回以上開催しています。
酒蔵文化道場とは、著名な文化人や専門家の方々を酒蔵にお招きし、日本文化を中心としたさまざまなお話をお聞きする会です。一言でいえば、大人の寺子屋。酒蔵で開かれる寺子屋なので、講義の後はきき酒でひと休み。お招きした方と季節のお料理や蔵出しの酒で楽しいひとときを敷地内の「蔵の料亭 さかばやし」でお過ごしいただける懇親会もございます。
今回は、7月6日(土)に郷土史家 鈴木元昭氏による「手漉和紙『名塩紙』~誕生とあゆみ~」というテーマで開催します。
西宮市にある名塩は、西宮市でも北東部に位置し、六甲山系にある自然の多く残る地域です。この地域がかつて和紙の生産で大いに栄えたことは意外と知られていません。この和紙は上質の和紙と知られ日本全国で重宝されており、実際に今でも神社仏閣などの貴重な文化財に名塩の和紙が使用されています。
ぜひ、この機会に六甲山の山村で生まれた伝統の技である「名塩紙」を学んではいかがでしょうか?
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。